最終更新日 2024年11月19日 by asisps
建築現場や建築現場、建物のリフォームやリノベーションをする際にも用いられる足場は、いくつかの種類に分けることができます。
大まかには3種類ありますが、その中でも最も活用されている足場はクサビ式足場と呼ばれているものです。
このタイプは低階層や中階層の建築物を建てる際に用いることが非常に多く、一般的な戸建て住宅であれば外壁塗装などリフォーム時を含めて殆どの現場で採用されています。
一度は見たことがある方が多い傾向にあり、通常の範囲で言えば主流として使われているので足場の殆どはこのタイプを使っていることになります。
クサビ式足場はハンマー1つで組み立てを行える
クサビ式足場には必要不可欠なパーツがいくつもあり、支柱やジャッキ、手摺と踏板、ブラケット・筋交い・階段、そして壁当てジャッキなど設営する会社は異なってもパーツ自体は殆どの事例で同種のものが使われています。
これら多くのパーツを使って組み立てをするのですが、多くの方が想定することはボルト等を使って接合させていたり、専用のネジ式の固定金具などがあるのではと考えがちですが、クサビ式足場はハンマー1つで組み立てを行える構造が特徴になり、緩みや折れの生じる可能性があるボルトやネジは一切使っておりません。
各パーツを接続させる際にハンマーで叩く音を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
一見すると非常に簡単な足場構造に見えますが、そこには建築物に合わせた設計図が必要とされ、足場に用いる各パーツの数量なども緻密な計算を行って組み立てをしています。
パーツが不足しているので短縮してしまうような行為は作業中の事故につながる一方で倒壊する危険性もあることから、施工会社では常に完璧な仕事を行っています。
クサビ式足場の特徴やメリット
クサビ式足場の特徴やメリットは、安定性を十分に確保することができ、頑丈な支柱と筋交いに支えられていることと、踏板の幅が広いことをあげられます。
特に踏板の構造や強靭な階段を設置すること、手摺まで備わっていることにより、高所作業を行う作業員全ての方の安全性を維持することができる仕組みも特徴です。
ジャッキによって高さ調整も自在に行えるので、場所により少しの高低差があったとしても常に水平を保てるように工夫されていることも見逃せません。
戸建て住宅や小規模物件、高さがあまりない商業施設などあらゆる場面で活用されていて、外壁の張り替えや塗り替え等を行う現場でも当然のように活用されています。
安定と安全確保には確実性の高い足場として採用されている背景には、高所作業では常に危険との隣りあわせという考えがあり、実際に事故が起きてしまう現場もゼロではありません。
各作業員は高さにより違いはありますが、安全ベルトのフックを足場に括り付けながら作業を行うことも広範囲で見掛けることができます。
住宅やあらゆる建造物を建てる時に使う用途では、通常は施工会社となるハウスメーカーや工務店が主体となって施工を行います。
足場専門で営業をするプロの施工会社に委託をすることも多い
足場に関しては足場専門で営業をするプロの施工会社に委託をすることも多く、自社に足場の部門を設けていない施工店は多い傾向にあります。
この背景には足場は物件次第で大量のパーツを消費するものなので、自社管理をする資材置き場が不足していたり、足場職人を必要とすることで、人件費が大きく掛かってしまいます。
KRH株式会社など足場を専門として請け負っている会社の場合は、かなりの大量の数量の足場を有しています。
毎日数件の建築現場に社員が分担しながら資材の搬入から設置を行うことが多く、作業完了後には解体して撤去することも行っています。
このことから足場の専門会社ではレンタル的な方法で施工をしており、足場の資材は点検は欠かせませんが何度も使用することができるものなので、再利用を繰り返すことにより利益を上げられるというシステムです。
対応する会社には必ず資格を取得した足場職人を配置しており、全ての現場で安全に使えるように徹底した管理を行っているのでプロ集団的な仕事ぶりを発揮しています。
一方で、クサビ式足場を自社で購入し、自社内で足場部を設けたい方や、既に足場の会社での就業経験があり、資格も取得している方が独立する時に購入する方法もあります。
まとめ
各メーカーでは新品を販売しているので必要数に合わせて購入することはできますが、自社内で新設する場合や、独立起業を行う方の中には、初期投資を減らしたいと希望することも多々あります。
このケースでは中古品を安い価格で提供する会社が存在しており、情報はインターネットを通じて得ることができるので、中古品であっても徹底した点検と管理を行っている会社から購入をすることで事故の起きない安全な足場を組み立てられます。
独立起業を目指す方は、最初は段階的に受注を増やしていく方法で会社の利益を上げていくことが可能となり、十分な資金を作ることが出来た際には、会社の規模を大きくしていくことができるようになり、資材と人材も増やすことが最終的な目標になるのではないでしょうか。