最終更新日 2024年11月19日 by asisps
・活動報告を行っている団体を選びたい
ボランティア団体はしっかりとしたところを選択することも大切です。
日本人はとかくボランティアというと、すばらしい活動をしているというように考えてしまうのですが、様々なボランティア団体がありますから、ちゃんとしたところを吟味するという事も必要です。
今はネットがありますから、簡単にチェックをすることは出来ますから、これを活用してしっかりとした活動をしているボランティア団体を利用するという事が、ボランティアの本来の目的にも合致することとなるでしょう。
まずはサイトの有無を確認するようにします、サイトが無いようではまずまともな活動をしているという事は言えないはずですから、誰にでも見られる状態で明確にどのような活動をしているのかが分かるサイトを運営しているという事は最低条件と考えておくべきです。
ボランティアといっても他人の募金などで活動資金を得ているわけですから、そのお金を預けてくれた人達に対して、自分達がしている成果を後悔するというのは当然の事です。
お金だけ受け取って後はお終いというのであれば、これではまともな活動ということにはなりません。
しっかりと何をしたのかを正確に伝えるという事をしているかどうかは、このサイトを見ればすぐに分るはずです。
大抵の場合は活動報告ということで、どのよう事にいくら使用したのかという事が記載されていて、その成果としてどのような事が出来たのかが分かるようになっているはずです。
この中で特に重要なのが成果とお金の流れだと考えておきましょう。
・資金の流れがどうなのかをチェックする
何をどうしたのかという事は、当事者だけが知っていればいいだけの事なので、そこまでの情報が公開されている必要性は無いでしょう。
勿論あった方が良いのですが、そこまで細かくなると見るのも大変なので、まずは成果のお金の流れがどうなっていたのかを知ることが出来るのかどうかを見るべきです。
成果が重要なのは、ボランティアという明確な目的があるわけですから、これがどの程度達成できたのかは当然報告の義務があるでしょう。
別に募金者全てに成果を郵送するような事は必要ないにしても、サイト上でどのような成果を出したのかは常に報告をすべきです。
これが出来ている所はしっかりと活動をしている事が分かりますから、その成果が納得できるという事であれば、また募金をするかどうかを検討するという事をしてもいいかもしれません。
そして、もう一つ重要なのがお金の流れが記載されているのかどうかという事です。
このお金の流れはボランティア活動ではあまり重要視されないところがあるのですが、実はこのお金こそが極めて重要といって間違いありません。
というのは、募金をしている事からも分かるように、日本ユニセフなどのボランティア活動で最も必要になるのがお金だからです。
その重要なものであるお金の流れが後悔できないということになれば、これは運営側の資金管理状態を危ぶんでも仕方がありません。
公開できない何か理由があるのかというように考えられるのも当然ですから、この資金の流れがどうなるのかをチェックするとしっかりとしているボランティア団体を見つけることが出来るようになります。
・募金で集まったお金の使い方は運営側が決めている
ビジネスをしている人ならばわかるはずですが、相手を信頼出来るかどうかの最終的な判断は、契約通りにお金が支払われるのかどうかが決まるという事になります。
これは、ボランティア団体のようなところでも同様だと考えるべきです。
というのは、募金活動をしているのも、お金が必要であるからですし、これが基本となっているわけですから、この流れが明示されないという事は、その流れを人に見られるとまずいと考えてしまう事があるからだという事になります。
何も隠す必要が無いのであれば、お金の流れなどは簡単に明示をすることが出来ますから、これで苦労をするような事もありません。
しっかりとしているところは、こうした事をちゃんとやっているので、サイトを見ていても安心して見ることが出来るようになっています。
募金で集めたお金がどれだけの金額になって、その中のどれだけを運営側が取っているのかという事も表示しているところもあります。
これがあると、運営側が資金をどの程度ボランティア活動に振り向けていて、どの程度を自分達の報酬にしているのかも分かるようになります。
これが多いと当然批判を浴びることになりますから、あまりにも高額な報酬にしている場合はこのお金の流れを隠してしまう事になり、表示されない状態でサイト運営がなされてしまうという事が起きるわけです。
募金をした人の多くが募金したお金が全て目的の為に使用されていると考えてしまう事がありますが、そのような事はなくて、募金のお金をどう使用するのかは全て運営側が自由に決める事が出来るという事を知っておいた方が良いかもしれません。
これを知ればどれだけの割合でお金がボランティアに使用されるのかが分かりますから、その比率が高い方が良いというように考えるのも当然でしょう。