【朋和産業まとめ】パッケージデザインを制作する際のポイント

最終更新日 2024年11月19日 by asisps

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商品のパッケージは、売上を大きく左右する重要な要素です。
パッケージには、商品を保護するだけでなく、商品情報やブランドイメージを消費者に伝えて購買意欲を高めるという重要な役割があります。
どれだけ良い商品を開発できたとしても、魅力的なパッケージデザインを制作できなければ消費者の購買意欲を高めることはできません。
このように、パッケージデザインは商品開発において、商品自体を作ることと同様に重要な工程となりますが、実際にデザインを制作する際はまず商品のコンセプトやターゲットを明確にすることが重要です。

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商品のコンセプトとは?朋和産業さんに聞く

商品のコンセプトとは、対象商品がどのようなもので、誰がどのように使うのか、使うことでどのようなメリットが得られるのかをまとめたものです。
商品コンセプトをまとめておくことで、デザインの大まかな方向性を定めることができますが、競合商品との違いも洗い出しておけばよりデザインに落とし込みやすくなります。
また、コンセプトとともにターゲットも設定しておきましょう。
パッケージデザインは、商品を誰に売りたいのかによって大きく変わってきます。
例えば、同じ女性でも20代はカラフルな色合いを好みますが、40代以降になると落ち着いた色合いを好むようになります。
そのため、パッケージをデザインする際は、コンセプトとともに性別や年齢などメインターゲットとなる方の属性を明確にしておくことが大切です。
性別や年齢だけでなく、家族構成や趣味趣向、仕事といった細かな項目まで設定しておくと、商品価格や販売形態にも反映することが可能です。

デザインは分かりやすさを意識する

商品のコンセプトやターゲットを明確化したら、実際にデザインする工程に移っていきますが、その際は分かりやすさを意識しましょう。
どれだけデザイン性が高いパッケージを制作できたとしても、パッケージを一目見ただけで何の商品か分からなければ、消費者が手に取ってくれる可能性は低くなってしまいます。
加えて、競合他社の商品と間違うような紛らわしいデザインになってしまうと、商品や企業に対するイメージが大きく損なわれる恐れもあります。
パッケージデザインでは、誰が見ても商品の特徴や自社商品であることが分かりやすいものにすることを意識し、自分たちが伝えたいことと実際のデザインを可能な限り近づけることが大切です。

キャッチコピーの利用も検討する

また、商品パッケージには写真やイラストなどが使われるケースが多いものの、商品の魅力をより正確に伝えたいのであればキャッチコピーの利用も検討しましょう。
キャッチコピーは写真やイラストでは表現しにくい情報も伝えることができるので、消費者の興味をかき立てて手に取ってもらいやすくなります。
ただし、キャッチコピーを使用する際は誇大広告にならないように注意を払う必要があります。
例えば、客観的な根拠がない状態で「最大」「最高」「ベスト」「最新」「ナンバーワン」「100%」「絶対」「確実」といった表現を使うことはできません。
これらの表現は、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)における「不当表示」に該当します。
キャッチコピーを考えていると、ついつい不当表示に該当するワードを使いがちになりますが、誇大広告は消費者に不信感をもたらす恐れがあるので注意が必要です。

使い勝手も重視する

パッケージを制作する際は、使い勝手も重視する必要があります。
商品のパッケージは見た目だけでなく、消費者が実際に手に取ることを想定しておかなければなりません。
消費者にとって使い勝手が悪いパッケージは、どれだけ見た目が良くても購入まで至らない可能性が高いので、ターゲットが扱いやすいサイズや形状も意識して制作することが重要です。
加えて、パッケージデザインでは実際の売り場も想定しておくことが大切です。
商品のパッケージは、平置きや吊り下げ、商品棚など陳列方法によって消費者からの見え方が大きく変化します。
そのため、想定される陳列方法で伝えたい情報が消費者にしっかりと伝わるようにデザインしていきましょう。
また、様々な陳列に柔軟に対応できるデザインにしておけば、小売店側は陳列しやすくなるので、販売機会を増やすことができるでしょう。

まとめ

パッケージデザインを制作する際は、素材についてもしっかりと検討しましょう。
パッケージの素材は、商品の保護性を左右する要素であるとともに、消費者に商品のコンセプトを伝えるという役割も担っています。
例えば、再生紙を採用すれば消費者に環境に配慮した商品や企業であることをアピールできますし、商品の高級感を伝えたいのであれば色板紙などの素材を採用するのがおすすめです。
また、価格が高い商品に対して安価な素材を使うとブランドイメージが損なわれてしまいますし、安価な商品に対して高級な素材を使ってもターゲットに響かず、コストの無駄になってしまいます。
そのため、パッケージをデザインする際は、商品のコンセプトや価格帯に合った素材を選定することが大切です。