最終更新日 2024年11月19日 by asisps
目次
ユニセフの使命
ユニセフ(国際児童基金)は、世界のすべての子供の命と権利を守るために支援の届きにくい国の子供たちを中心にして世界190の国と地域で活動を続けています。
日本においては、日本ユニセフ協会が主導しています。
ユニセフの使命とは、1989年に国連総会で採決された「児童の権利に関する条約」の精神に基づいて、あらゆるユニセフ活動の指針となっているものです。
世界のほとんどの国でこの条約は締結されており、理念として今後の方向性を明確にしています。
最も現実の問題として考えなければならないのは、現実に世界で1700万人を超える重度の栄養不良の状態にあるという事実です。
これらの子供を助けるためにユニセフの活動があることを忘れてはなりません。
命の危機に直面している子供たちが重度の栄養不良と診断され助けを待っています。
一刻の猶予もできない子供たちに、1日3袋の高エネルギー治療食を運ぶことで幼い命が救われるのです。
支援によって物資が運ばれることで助けられる命は、数多くあります。
そのうえ重要なのは、子供たちを栄養不良にしない環境づくりをその国において立ち上げることになるのです。
<実際にその国に行って栄養指導などの活動を続けている>
子供たちを栄養不良の状態にしないようにするため、緊急物資を届けることにとどまらないで支援を実際にその国に行って栄養指導などの活動を続けています。
ナイジェリアでは、2000年より重度の栄養不良の子どものための画期的な方法を編み出し、実際に支援プログラムが立ち上がるのです。
子供たちの状況が厳しい北部12州に集中して支援を続けてきています。
具体的には、母親支援グループを立ち上げたり、地元の看護師と一緒に幼い子供がいる家庭を訪問して、子供の発育状況の観察と栄養のアドバイスを地道に続けているのが現状です。
これは重度の栄養障害を招く原因のひとつとして、正しい栄養知識を母親が有していないことがあります。
現地での活動や物資を届けることでナイジェリアの子どもたちを栄養不良から救うことができこれからの展望も開けていくのです。
<100円の支援金が貧しい国にとっては大変な価値を持つ>
例えば、毎月2000円の支援をいただくことで、重度の栄養不良の子どもを治療する高エネルギー食が59袋買うことができます。
また、脱水症状にある子どもを経口脱水306袋に変えられます。
日本で集めた募金が実際に現地で栄養不良の子どもたち救っている事実を伝えていくことが大切です。
主な活動には、募金・広報・アドボカシーすなわち特定の政策を実現するための活動になります。
100円の支援金が、貧しい国にとっては大変な価値を持つことがわかります。
その浄財を世界中の子どもたちの健康と権利を守るために利用することができるのです。
募金を集めることで、世界の子どもたちの命と未来を守ることができるのです。
多くの著名人の方が先頭に立って活動を支援するとともに広報活動を続けています。
そして大切なのが、身近な人々が活動を支援して参加することです。
ひとりの力でできないことも支援の輪を広げていくことで大きな幹になっていきます。
活動を理解することから初めてみませんか。
きっと後悔しない実のある活動ができます。
なにより大切なのは実際に活動を初めてみることです。
<救われる子供たちが世界には1700万人以上存在する>
行動指針より引用すると、ユニセフは、最も厳しい状況にある子供たち(戦争や災害・極貧・あらゆる形態の暴力・搾取の犠牲になっている子供たちや、障害のある子どもたち)が特別な保護を得られるように努めます。
たとえ、わずかな寄付金を集めて子どもたちの支援にあてるだけで救われる子どもが、世界には1700万人以上存在する事実を認めましょう。
そしてその子どもたちを救う方策を考えます。
緊急に支援が必要なのかを判断して救護物資を集めることが重要です。
原資は募金になります。
年間144億円の浄財が集まり本部に拠出され、子どもたちを救済することに使われています。
ひとりでも多くの子どもたちに支援が届くように、事業の効率的な運用に努め国際的な救援を展開しています。
何より大切なのは、子どもたちが最低限の暮らしができることと未来に向かって明るくなれることです。
そのためには。実際の行動を通して支援することが必要です。
世界中に災害はいつ発生するかわかりません。
災害発生時に子どもたちを守るのも使命の一つです。
東日本大震災でも子供たちの支援に真っ先に立ち上がっています。
世界の災害にその恩返しをすることも重要な役割です。
<まとめ>
活動の使命を守り、世界中で理念が共有され続けることが重要です。
今も世界のどこかで支援を待ち続けている子どもが存在します。
その子たちが自立して大人になれるように活動の輪を広げることが大切です。
世界の子どもはどこに生まれたとしても、持って生まれた可能性を十分に伸ばして成長できるようにするのが、ポイントになります。
「子ども最優先」こそどんな状況に置かれても貫かれなければなりません。
そのために世界中の仲間が命がけで行動しています。
出典:日本ユニセフ